カンボジアでスマートフォンを買おうと思ったら

カンボジアでスマートフォンを買おうと思ったら

数年前に比べて、カンボジアでも本当にいろいろなものが手に入るようになりました。モノも情報も増えて、ひと昔前に比べるとお買い物の選択肢は格段に拡がりました。

日本から持ってきた携帯電話がSIMフリーじゃなかった

ずっと使ってきたスマートフォンが壊れてしまった

まだ買ったばかりのiPhoneなのに盗まれてしまった……

カンボジアでも、とにかく新しい機種を使いたい!

そんな2021年のカンボジアで新しくスマートフォンを買おうと思ったら。

カンボジアでのスマートフォン購入のための最適な方法について考えてみました。

なお本記事は、主に首都プノンペンにおける新品スマートフォン購入を想定した内容としています。

あなたはどっち派? iPhoneそれともAndroid?

新しいスマートフォンの購入を考えるときの第一の分岐点。

実際にお金を出す対象をiPhoneにするのか、それともAndroidにするのか、という大きな選択肢です

カンボジアでの銀行モバイルバンキングには顔認証ではなく指紋認証のみに対応したアプリがあります。そのため、指紋認証対応のiPhone (iPhone SEなど)や指紋認証対応の最新型Android端末が最適解ではないかと本サイトは考えています。

カンボジアでも人気断トツはiPhoneの最新機種・最上位モデル

日本と同様に、ここカンボジアでもiPhoneは文句なしの大人気です

地元カンボジアのみなさんには、とりわけ最新機種の最上位モデルが好まれているようです(2021年4月現在でいえばiPhone 12 Pro Maxなど)。

しかし、ここは需要の高さがそのまま値段(市場価値)にも反映してくるカンボジア。人気に比例してか、カンボジアでのiPhoneは日本や他国で購入するよりも高くついてしまうのでご注意ください。その一方で、使い古した中古品を処分したい場合にはカンボジアでは値落ちしにくいという利点もあります。

AndroidはサムスンGalaxyが人気、上位モデルに人気集中

一方、カンボジアでのAndroid搭載端末での一番人気はサムスン電子(Samsung)Galaxyシリーズが挙げられます

中でも、販売価格2,000ドル近くするような高級スマートフォンに羨望のまなざしが集まっています(2021年4月現在ではGalaxy Z Fold 2が代表的なところです)。

Galaxyシリーズはいろいろなところで広く販売されていますが、新品の最新機種販売価格はしっかり調整されているようで、どのお店で選んでもあまり大きな違いはなさそうです。

一世代前またはそれ以前に機種を選ぶ場合や、最新機種でもお店によっておまけ(プロモーション)がつく場合もありますので、Galaxyシリーズ購入の際にはそのあたりをチェックしてみましょう。

素晴らしいコストパフォーマンスの中国メーカー製スマートフォン

中国とのビジネスが盛んなカンボジアらしく、ファーウェイ(Huawei)、オッポ(Oppo)、ビボ(Vivo)、シャオミー(Xiaomi)らを筆頭とする中国メーカーのスマートフォンの販売も増えています

しかし値段の安さが人気に直結しないのはカンボジアならではの光景でしょうか。これらのスマートフォンは素晴らしいコストパフォーマンスを誇りますが、カンボジアの人たちには「安物=安かろう悪かろう」と映ってしまうようです。

しかし、最新機種を安価に入手できるのは中国メーカー製スマートフォンならでは。インターフェース(UI)に癖のある機種もありますが、コストを抑えたい方やガジェット好きにはとくにお薦めです。

2021年現在、ファーウェイ製のスマートフォンおよびタブレット端末はGMS(Google Mobile Services)非搭載となっています。GMS非搭載の端末では、GooglePlayをはじめ、YoutubeやGmail、Google ChromeといったGoogle製アプリケーションを利用できません。

スマートフォン購入のための優良ショップ

さて、ご希望のスマートフォンの種類は決まりましたでしょうか(iPhone、それともAndroid?)。

大きな市場の周辺や街なかにも携帯電話ショップは無数に存在していますが、優良ショップをいくつか比較しながら下調べしていくことでよりよいお買い物につながります。

カンボジアでは、偽造品のスマートフォンも多く出回っていますので購入の際にはくれぐれもご注意ください。

カンボジアでiPhone買うならiOneをまずチェック

高額なお買い物でニセモノをつかまないためにも、カンボジアでiPhoneを買うなら、できるだけ信頼のおけるショップ選びが何より大切です

イオンモール等の主要ショッピングモールにも店舗を展開しているiOneは、カンボジアで最も信頼されたApple製品販売店としてたくさんのカンボジアの人たちから利用されています。

きちんとした領収書も発行される(必要な場合には現場でもしっかり確認しましょう)お店なので、法人利用にも向いているショップだともいえるでしょう。

その一方で、街なかで人気の携帯電話ショップでは、独自のルートで輸入したiPhoneをより安価に販売しているところもあります。例えば、携帯電話や家電製品の安売りで人気のNikaをチェックしてみると、同じ機種でもiOneよりも安価に販売しているケースも多く見られます。

そうしたショップをいくつか見ながら安値を探すのも楽しいものです(交渉次第で値下げも期待できるかもしれません)。ですが、実際の商品購入の際には、「間違いなく新品かどうか」、「不審な点が商品にないかどうか」を現物を手に取りチェックしながら、「保証期間の有無」や「保証期間の長さ」もあわせて確認しておくようにしましょう

カンボジアでGalaxy買うならサムスン専門店

首都プノンペンにはいくつかのサムスン専門店があります。モニボン通り沿いプノンペンタワー真向かいのショップや、エクスチェンジ・スクエアにあるショップが見つけやすいでしょう。

カンボジア国内ではGalaxyシリーズをはじめとしたサムスン製品の販売価格は管理されている様子が伺えますので、街なかの小さな携帯電話ショップで探すよりもサムスン専門店での購入をお薦めします(プロモーション等の「おまけ」もサムスン専門店のほうが充実している印象です)。

中国メーカー製スマートフォンはノジマでチェック

中国メーカーの安価なスマートフォン(高価な最上位モデルもありますが)をお探しの場合には、イオンモール1号店、イオンモール2号店で営業している日系家電量販店のノジマでチェックしてみましょう。販売員さんが丁寧にサポートしてくれる上、購入後の修理保証といったアフターサービスを考えたらノジマがカンボジアでは断トツです

また、シャオミー(Xiaomi)製品を見つけるなら、この1〜2年で販売店舗数を急増しているTech Zone、Mi Home系列のシャオミー製品専門店はとりわけガジェット好きには見逃せません。最新型のシャオミー製スマートフォンはもちろん、様々なジャンルの家電製品が販売されているので余計な出費につながってしまうかもしれませんが……。

中国メーカー製スマートフォン購入の際にはグローバル版製品であることを確認しましょう。中国市場向け製品はGoogle Play等の利用が難しい場合があります。

まとめ

思い返すほどに、たった数年でのカンボジアでのモノの豊かさの進歩には驚かされるばかりです。

少し前までのカンボジアであれば、スマートフォン購入はカンボジアではなく日本(もしくはタイやマレーシア)を選んでいたところですが、カンボジアでのスマートフォン購入の選択肢も日本のそれ以上に拡がりを見せ、楽しい状況になってきました

今回は新品のスマートフォン購入を主に考えてきましたが、中古品の購入をも含めると、さらに選択肢は無限に拡がります(今回の記事内で紹介したショップでは、NikaのFacebookページでは中古スマートフォンの格安情報もたくさん流れてくるのでおもしろいです)。

ここカンボジアでも、情報収集に、お仕事に、スマートフォンは欠かせない存在になりました。この記事がアナタの”毎日の相棒”選びに少しでも役立ちますように。

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