年がら年中、暑い、暑い、カンボジア。少し外を歩くだけで汗びっしょり。そして、汗でべっとり濡れた衣服やタオルから、だんだん異臭が漂ってくることも……。
もう寿命かなあ、とお悩みのアナタ。ちょっと待ってください、捨ててしまうにはまだ早いかも!
そんなときは異臭の原因となる雑菌を退治してしまえばよいのです。
異臭の原因は雑菌
「洗濯したばかりなのに、なぜか変なニオイが!」
「乾かした直後はなんともないのに、水で濡れた途端に悪臭が!」
「しかも、なんともいえない生臭さが部屋に充満する……!」
この悪臭は、洗濯では落としきれない雑菌の繁殖が原因です。雑菌がタオルや衣服に染み付いてしまったら、何度洗っても、洗剤を多くしても、カンボジアの強い日差しで乾かしても、悪臭はいつまで経っても消えてくれません。
解決する方法は、ただひとつ。殺菌。雑菌を完全に退治してしまう他ないのです。
酸素系漂白剤のつけ置きでかんたん殺菌
高温で煮沸させながら衣服やタオルを洗う「煮洗い」でも殺菌は可能ですが、手間もかかるし火傷も怖い。繊維自体へのダメージも心配です。
そこでオススメなのは、粉末状の酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使ったつけ置きによる殺菌です。
ここカンボジアでも”100円ショップ”のダイソーなら1.9ドルで手に入ります!(1パック160グラム)
40℃~50℃のお湯を用意します
酸素系漂白剤は水に溶けたときに出る活性酸素が汚れを化学的に分解します。その際、40℃~50℃が最も効果的な温度です(熱湯を使用すると作用が一瞬で終わってしまいます)。
いつものシャワーより少し熱いくらいの温度をキープしましょう。
お湯に酸素系漂白剤を溶かします
洗濯にもそのまま使える酸素系漂白剤ですが、つけ置きでの殺菌をするために強めの濃度を保つようにします。
ダイソーで入手した酸素系漂白剤の1/2袋(80グラム)を約15リットルのお湯に混ぜてみました。
お湯の中からしゅわしゅわと酸素が発生してくる様子がわかります。
衣服やタオルをつけ置きします(1〜2時間)
お湯が温かいうちに衣服やタオルをまとめてつけ置きします。酸素系漂白剤は色落ちの心配がないので、一度にたくさんの衣服やタオルをまとめて殺菌できて便利です。
温度が下がるのを防ぐために容器にフタをするのも良い方法ですが、酸素が発生しているので密閉しないように注意してください。
つけ置きが終わったら、すすいで乾かすだけ
つけ置きが終わったら、あとはすすいで乾かすだけ。他の洗濯物と一緒に洗濯機でまとめてすすいでしまっても大丈夫です。
衣服やタオルの悪臭はこれでバッチリ解決です。
まとめ:殺菌だけでなく、意識してニオイの予防を
このようにして酸素系漂白剤で殺菌するだけで、嫌な臭いがあっという間に消えてしまいます。
ただし、タオルや肌着、ワイシャツ等、湿った状態で置いておくと雑菌の繁殖の原因となってしまいますので、殺菌を済ませた後の使い方にも注意していきましょう。
何かと汗をかきやすい環境のカンボジアです。使用後のタオルや、衣服をすぐに洗濯をしない場合には、しっかりと乾かしておくことが大切です。