思いもかけない新型コロナウイルス影響に見舞われてしまい、日本や外国への旅行もままならなくなってしまった2020年。
テレワークやリモートワーク、ワーケーションといった言葉も広く知られるようになり、これまでノマドワーカー中心に選択されてきた「どこでも仕事ができる」スタイルが、業種を問わず必要とされる時代がすさまじい勢いでやってきてしまいました。
Zoomをはじめとするオンライン会議ツールも誰もが利用するようになった結果、場所を選ばない仕事が、カンボジアでも当たり前のビジネススタイルになりつつあります。
タブレット端末を選ぶ理由
PCよりも手軽で場所を選ばず、スマートフォンよりも幅広い仕事に活躍できるのが、iPadをはじめとするタブレット端末です。
近年では、タブレット端末向けのキーボード一体型ケースや折りたたみ式キーボード、またスタイラスペンなど付属品のバリエーションも豊富になり、プライベートのみならず毎日のお仕事にもタブレット端末を使用するスタイルもめずらしくない光景になっています。
そこで、カンボジアでも手に入れることができるお薦めの最新タブレット端末を紹介します。
カンボジアでのiPad購入は他国に比べてやや割高
日本人に人気のiPhoneやiPadですが、Apple直営店のないカンボジアでは他国に比べて市場価格に割高感があることは否めません。
iPad Proはビジネスユースにも使用されることの多く、タブレット端末の中では圧倒的にパワフルなマシンですが、それを購入するだけの予算を考えると、より高機能なモバイルPCとの比較検討も視野に入れる必要も出てくることでしょう。
日本では手に入らない高性能Androidタブレット端末
iPadやiPad Proとの比較対象として、日本では流通していない高性能Androidタブレット端末をあわせてチェックしていきたいところです。
韓国・サムスン電子(Samsung)が2020年に発売を開始したGalaxy Tab S7 PlusおよびGalaxy Tab S7は、iPad Proにも遜色ない性能を誇りながら、価格面では優位性を持つAndroid端末にはめずらしいハイエンドなタブレットです。
さらに、iPadとは異なりスタイラスペンが標準同梱されている点は非常にお得感があります。そのため、購入後すぐに自由度の高いデザイン作業や手書きメモにも活用していくことができます。
日本で買うよりも安い? さらにお得な中国メーカー製タブレット
一昔前までは、値段の安さ以上に製品自体の怪しさや不安定さの代名詞とも言えた「中華タブレット」でしたが、2020年現在、中国メーカー製のタブレット端末は値段の安さに反して安定した性能を誇る魅力的な選択肢として見ることができます。
また、コロナ禍を迎えている2020年現在もカンボジア〜中国間ではヒトやモノの行き来が続いていることもあり、タブレット端末のみならず、中国製品は比較的安価に手に入れることができることも魅力です。プロモーションとしてタブレット端末のカバーやキーボードなどもセット販売していることも多いので、いろんなお店を比較検討してみるのも良いでしょう。
ただし、中国・ファーウェイ(Huawei)製のタブレット端末は他社製品よりもバリエーションも豊かで、性能面も申し分ない端末が数多く用意されているものの、米中貿易摩擦による制裁によってGMS(Google Mobile Services)が搭載できなくなってしまった現在、Google Play配信のアプリケーションが利用できないという大きなデメリットが生じていますのでご注意ください。
結局、どれを選んだらいいの?
それでは、実際にどのタブレット端末を選ぶべきでしょうか?
日常的にApple製品を利用している方
iPhoneやMacBookといったApple製品を普段から利用している方(Apple IDユーザー)には、やはりiPadが最もなじみやすく最優先の選択肢となることは間違いありません。
高機能かつお得な端末を選びたい方
Apple製品やiOS端末にこだわりがない方であれば、高性能かつスタイラスペンも標準同梱されているGalaxy Tab S7 PlusおよびGalaxy Tab S7が大いに有力な選択肢となりそうです。
Android端末ならではの幅広いカスタマイズや柔軟なユーザビリティを活かすことで、お仕事にも普段づかいにも便利で役立つ心強い存在となることでしょう。
とにかくコストパフォーマンス重視な方
機能のバランスが取れている上に価格はとてもリーズナブルなファーウェイ製タブレットは、コストパフォーマンスが高く魅力的な端末ではありますが、GMSを利用できないことにはじゅうぶんな注意が必要です。
ただし、そうした欠点をあらかじめ承知した上で、それを補う使いこなしができるようになれば、他のどの端末よりも得で満足度の高いお買い物になりそうです。
まとめ
たった数年前のカンボジアとは様子がガラリと変わり、最新型のタブレット端末を街なかで簡単に手に入れることができるまでに環境が整いました。
大本命のiPadのみならず、日本では流通していないようなハイエンドなAndroid端末や、コストパフォーマンス抜群な中国メーカー製品まで、幅広い選択肢を楽しむことができます。
コーヒーショップやレストラン、ホテルといったいたるところで無料Wi-Fiを利用できるカンボジアでは、いつでもどこでも気軽に使える上に大画面でさまざまな作業に対応できるタブレット端末は、どこに行くにも頼もしい「相棒」となること請け合いです。