カンボジアにいる家族や知人、取引先に連絡が取りたい。できるだけいますぐに。
LINEやFacebook、その他SNSなどのオンライン・サービスを利用した連絡手段はいまやじゅうぶんすぎるほどに一般的になりましたが、それでも急を要する連絡が必要なときに真っ先に思い浮かぶのはやはり、国際電話です。
カンボジアの国番号は「855」、そんな国際電話の基本はすでに抑えていらっしゃる方のためのとっておきの情報です。
あなたの国際電話料金、もっと節約できるはずですよ。
どれだけ安くなるのか? 結論からお伝えします
まずは、日本国内の大手通信会社サービスを利用して日本からカンボジアに国際電話をかける際の料金(最初の1分間の通話料金比較)についてまとめてみました。
日本→カンボジア | DoCoMo | au | SoftBank | NTT一般回線 |
1分間の通話料金 | 136円 | 130円 | 398円 | 220円 |
各社とも1分あたりの国際電話料金が100円を超過している上、ソフトバンク国際電話料金の高さが目立ちます。ソフトバンクの携帯電話を国際電話にご利用の方はご注意ください。
その一方、格安国際電話サービスを利用した際の金額は下記のとおりです。
今回、料金の安さだけでなく、音質そしてサービスに定評のある2社の金額を確認しました。
日本→カンボジア | TELINK(テリンク) | G-Call(ジーコール) |
1分間の通話料金(固定電話利用) | 27円 | 73円 |
ドコモ、auからの国際電話料金に比べて、G-Call(ジーコール)利用時には約半分に、さらにTELINK(テリンク)を利用すると約5分の1までに料金を節約できることがわかりました。
ソフトバンク携帯電話からカンボジアへの1分間の国際電話をかけたときと同じだけの料金で、TELINKであれば約15分も通話できることになります。
「それだけ安いと音質が悪かったり、高い基本利用料があったりするんじゃないの……?」
心配になったアナタのために、それぞれのサービスの特徴をチェックしてみました!
TELINK(テリンク)の特徴
今回の確認の結果、日本からカンボジアへの国際電話では最安値のTELINKですが、その特徴および注意点は以下のとおりです。
特長その1:安定した音質で国際通話が可能
TELINKでは、IP電話や通話アプリを介さないため、通話時のインターネット回線の有無に左右されず、大手通信事業者の所有する一般回線と同等の高音質で安定した通話ができます。
また、同サービスによると、大手通信会社のNTTやKDDIと同等のセキュリティーレベルが保たれているとのことで盗聴等の心配もなさそうです。
特長その2:基本利用料不要、使った分だけ後払い(従量料金プラン)
基本利用料不要の従量料金プランであれば、サービスを利用した分だけの請求となりますので、お試しでの利用や、緊急の場合以外には国際電話は利用しないような方にもうってつけでしょう。
特長その3:法人向け経費削減にも効果あり!
TELINK国際電話なら、ビジネスユースとして海外拠点や取引先との連絡を取り合う法人様の経費削減にも役立ちます。
登録した電話番号すべての通話明細や利用履歴はリアルタイムの状況をオンライン上のユーザーページから確認できるので、利用状況を可視化して無駄を省くためにも一役買うこと間違いありません。
注意点:国内アクセスポイントまでの接続料金は別途発生
TELINKサービスからの国際電話料金は格安ですが、TELINKアクセスポイントまでの国内通話料金は別途ユーザー負担として発生してしまいます。
アクセスポイントは日本国内13箇所に用意されているので、固定電話(一般回線)から、できるだけ通話料金が高くならないアクセスポイントを選んで利用すると良いでしょう。携帯電話から利用するときには国内通話料金に注意してください。
G-Call(ジーコール)の特徴
【G-Call公式サイト】G-Callは携帯の通話料を半分以下にします
もうひとつの格安国際電話サービスの選択肢、G-Callについても詳しく見ていきましょう。
特長その1:安定した音質で国際通話が可能
G-Callは、前述のTELINK同様にインターネット回線を介さない(IP電話ではない)ために一般回線と同等の高音質での国際通話を売りにしています。
どちらのサービスも音質低下の心配なく国際間の通話を楽しむことができることでしょう。
特長その2:基本利用料不要、使った分だけ後払い
TELINKと同様に基本利用料不要のため、G-Callも安心して利用開始できる点は大きなメリットです。
サービス概要や新規登録のお申込み方法はG-Call公式サイトから確認できます。
特長その3:国内電話料金も割安に、法人向け経費削減に効果大!
G-Callなら国際電話だけでなく携帯電話からの国内通話料金が大幅に安くなる(10円/30秒、非課税)ため、カンボジアへの国際電話だけでなく、携帯電話を使ってひんぱんに、また長時間の通話をするビジネスマンにとって経費節減に大きく役立ちます。
また、社員・従業員の仕事用の電話はG-Callを利用してもらうことで、経費節減だけでなく業務用通話の精算事務処理の節減にもつながるため、単なる経費節減以上に効果を発揮すること請け合いです。
注意点:特になし
G-Call国際電話では、国内アクセスポイントへの国内通話料金が別途発生することもありません。わかりやすく便利に利用できるサービスであるといえます。
通話先の国によっては、固定電話から利用したほうが安くなる傾向がありますが、日本からカンボジアへの国際電話では、固定電話の場合には「7.3円/6秒」、携帯電話からの利用の場合には「7.4円/6秒」と、ほとんど違いは見られません。
まとめ
日本からカンボジアへの国際電話をとにかく安くしたい方にとっては「固定電話とTELINKの組み合わせ」が最も料金を節約できる最善の選択肢と言えそうです。
その一方、携帯電話からもかんたんに利用でき、携帯電話の国内通話料金までも大幅に節約できるG-Callを選ぶメリットも少なくなく、とりわけビジネス利用の場合には一考の余地があるのではないでしょうか。
どちらのサービスも基本利用料なしで利用でき、解約時の違約金の心配もありませんので、両方のサービスを場合によって使い分けていくのも便利です。
お得で便利な格安国際電話サービスを利用しながらスムースなコミュニケーションがいつでも取れる環境を準備しておくことで、家族や知人との関係にとってもビジネスにとってもさらに良い関係性の構築に役立つことでしょう。